スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

CD発掘

ちょっと実家方面に旅に出て、古代の地層の中からCDを発掘してきました。
蘇る90年代の色々…
せ、青春だ!若い人にはわからないラインナップだ!つーかわしいつの間にこんなの買ってたんだ!?
の山でした。

ほぼ高校生ぐらいまで自分の自由になるお金が殆ど無かったせいで、バイトでお金を稼いだり社会人になって給料もらったりするともうほんと歯止めが利かなかったです。
でも借金怖い!な体質なので、ある時は使うしない時は使わない。本とCDとゲームにお金を注ぎこみまくったわしの青春でした。
本はあまりに大量で(…ほんとに)数度に分けて整理にかかってるんですが。まあ主に置き場所の意味で。
だから本に関しては大体何持ってるってのは把握してるんですが。(買って読んで忘れてるのはもちろんありますが、何度も選別に遭っているので)
CDはなぜか捨てられないのです。
なので、買ったものが全部残してある。多分300枚ぐらい?
そして持っていたことすら覚えていないもの多数…

何十枚か発掘してきました。
パソコンに突っ込もうと思ったらHDDが残り容量少なくなってるぜ!メインドライブ換装の必要があるよなー
でもめんどくさいから今やりたくない!

ぼちぼち聞くだけにしてます。

そんなCDの山に埋もれつつ連作。ペース落ちてる!
眠い。もう、動けない。
周囲の音が遠くなり、一つ一つの音が聞き取れず、耳の中で乱反射して木魂する。
目蓋は途方もなく重く、どれだけ力を込めても開く気配はない。
ああ、死ぬのだと思った。

ふと、指先が暖かくなった。
するりと指先が握られる。何か温かいものが指先から順に腕を上り、しみ込むように力を与え、あれほど重かった目蓋をゆっくりと押し上げた。
目を閉じる前と変わらない、城下町の片隅の道端。行き過ぎる多くの人の足が視界を横切るだけの風景の中に、小さな姿が現れていた。目の前に膝を抱えるようにしてしゃがみこんでいるのは、小さな子供。
そこだけ光を放って輝くような、きらきらした銀の髪、抜けるように白い肌、簡素な服を着ていながらその身を包むのは、ほの白い炎のような高貴な気配。
零れおちそうな大きな、陽の差す夏の海を思わせる、碧の瞳が、下から覗き込むようにじっと見上げている。
その瞳の海に溺れそうになりながら、握られた手のぬくもりをひたすら味わっていると、目の前の小さな白い顔がとてもとても、嬉しそうに笑った。
腰に下げた袋から、何か小さなものを取り出すと、かさついてひび割れた僕の唇に押し込む。思わずそのまま口にしたのは、甘い甘い、焼き菓子だった。
飢え餓えていた身体が悲鳴を上げるようにその甘みを取り込む。一つ、一つ、飲み込むたびに少し乱暴に口に押し込まれる菓子。十個ほどもあっただろうか、袋の中を捜しても食べきった様子で、残念そうな顔を僕に向ける。
「ごめんね、もうないの。まだ動けないよね?」
幼児といってもいいぐらいの幼さ稚さ。あどけない声で問われると、どの問いに対したらいいのかもわからず、何となくうなづいてみる。またとても嬉しそうに笑った。
「動けそう?一緒にうちまで来てくれない?」
その問いの答えと受け取ったのか。やはり子供は自分の都合を優先するものだな。
何となしに微笑ましくなって、もう一度ゆっくりうなづく。
「よかった、貴方みたいな人に出会えるなんて! じゃあうちはこっち、動けるうちに来て欲しいの」
握ったままだった手を少し緩め、促すように手を引きながら立ち上がる。
それほど力の入っていない小さな手に、それなのに強い力で引かれるような気がして、思わず立ち上がっていた。
みすぼらしい自分の姿がやや恥ずかしくなるが、握られたままの手は解けるようすはない。
お嬢さんの暇つぶしに少しつきあうしかなさそうで、引かれるまま僕は歩きだしていた。


王国最強の姫将軍と、その御付きの出会い。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。