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やっぱり集中は大事です

いろいろ集中を欠くといけません。
昨日はアンサイクロペディアを読みふけり集中を欠くことこの上なかったです。
だから辞典系はダメなんだってば。ついつい読み込んでしまうんだよー
集中すればさらっと上手くまとまるものも、だらだらと書くとどうも同じところをぐるぐる回る回りくどい心情描写ばっかりになります。
に・つ・ま・っ・て・る!みたいな読後感で自分でげんなり出来るよ!
心情描写はやりすぎると胸焼けしますね…
きっちり集中すれば、後お題みたいなのがあれば本数稼げるんじゃないでしょうかねー
稼いでどうするっていうのは置いておいて!

夜中に花粉が目頭にたまった気分で目が覚めて、何だかやさぐれながら耐えてる感じの連作。(どんなんだか)



「決まりですかね…」
夜半、ろうそくの揺れる灯りのもとで、エディーンはペンを止めて独りごちる。ろうそくの燃えるジジ、という音が静寂をひと際増すばかりだったが、静けさの中であえて言葉を声に出すと、後戻りまで出来ないところまできたと自分を納得させる気分になった。
インクをつけ直してさらさらと筆録してゆく。過去の条文、実績といった必要な知識は書類をひも解かなくても頭に入っている。暇さえあれば体を鍛えるか、書庫で膨大な文献を読み耽った長い時間が、文官としての高い能力を彼に与えた。あるいは天与の才だったかもしれない。
方針を決めることに関してはあまり口出ししないが、主がひとつ方向さえ決めれば、万難を排してそれを確実に実行へ導く手腕を持っていた。もちろん、主に対して、実行可能な範囲での検討をさせる口出しは多分にしているが。
軍部首脳の副官として、王国の姫君の執務官として、さらには内政・外政の非公式な書記官として裁かねばならない書類と仕事は膨大なものだったが、執務室の机は数枚の書類しか残っていない。明日の朝には回された書類の量に内務省の執務官が悲鳴を上げること間違いなかった。
最後の一枚の書類に、ペンが止まる。
リーアの今後の縁談について、続行するか否か。
しばらく視線を宙に止め、考え込むように唇を緩めたが、きゅっと口元を引き結んで否、の意向を書きつけてゆく。
明日で帰国するアラディン殿下で決まりだろう。先方は今回の縁談を諸手を挙げて歓迎しているし、今までと違ってリーアの方に抵抗感が全くない。これまでは口を濁しては断りを入れていたが、打って変って笑顔で、慕わしい様子でアラディンと過ごしている。
自分自身の価値についてはまったく無頓着で、低評価なリーアだったが、王族の義務や立場というものには深い理解を示している。愛や恋といった感情はその片鱗も見せたことがなく、淡々とそうするものとして輿入れをとらえているようだった。
今後ともに長い時間を過ごす相手として、傍に居て居心地がいいか悪いかで相手を判断していて、今までの相手はリーアに女であることや大人しやかな姫であることを求めたり、或いは強大な力を持つ兵力としてのみ欲するという極端な相手だった。そのままの幼いリーアを慈しんで受け入れてくれる、初めての似合いの存在。
穏やかに労わりあう、大公夫妻となるだろう。
金と銀の光輝く、目映い姿で。
書類を書きあげて片づけ、瞼に浮かぶ光を抑えるように目を閉じた。
きっと、幸せになるだろう。
これで、いいのだ。いいはずだ。
彼女のそばで、彼女の幸せを見届けていけば―――

王国最強の姫将軍の、その御付きの眠れぬ一夜。
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