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気持ちの問題です

記事を分けたのはなんとなく気持ちの問題ですー
とか言いながら日付は変わってる時間なわけですが。一日は朝から始まるってことにしてます!(時々な)
だからまだ夜のうちは昨日のうちなので。
でも投稿時間操作しておこう…(ごそっとな)

そんな姑息な習作。




寝顔はあどけない。寝顔だけでなく、全体に年齢よりもあどけなさの勝る存在。表情もしぐさも、じっと相手を見つめる視線も色めいたものはなく、幼子のもつひたむきさと純粋さを強く感じさせる。
それにしても、寝顔は格段にあどけない。起こすのを躊躇わせるほど。
しかし、時間は時間である。
もったいない気持ちを押しやり、まずは小さくてすんなりした鼻をつまむ。
呼吸を邪魔されて、気持ちよさそうな寝顔がしかめられる。振りほどこうと素早く平手が奔る。
ここで女官なら払われるついでに突き飛ばされて業務終了だが、生憎いつものことなので手を入れ替えながら避けて、鼻をつまみ続ける。目を閉じたままなのに的確に拳が襲ってくるが、それに負けてはいけない。
いい加減呼吸に限界を感じて、ようやくゆるゆると瞳が開く。眠気に潤んだ瞳は、茫洋として頼りなく、一層あどけなさが強まる。
鼻はつままれたままであるが。
ここで起きたと判断するのは時期尚早である。もうしばらく鼻をつまみ続けると、ようやく思い至って口が開いて呼吸を始める。
用意したクッキーをその口に素早く放り込むと、ようやく鼻から手を離しても問題ない状態となる。
しばらくもぐもぐと口を閉じて動かしているうちに、空腹を確かに感じてくるらしく、眠気の勝った瞳が食欲に支配されてしっかりとした覚醒をする。
ここまでくれば、朝食のにおいを漂わせるだけで自発的に起床する。
「おはようございます。お目覚めですね、今日は予定が詰まっていますから、もう一度眠るのは許しませんよ。冷めますから、早くにお召し上がりください」
朝食を載せたトレイを、起き上がった膝に置く。背中にクッションを詰めて、座る姿勢をとらせたところで付け加えた。
「無論、テーブルにも食事の支度はしてありますから、それを食べたら着替えてそちらに着いてください」
「うん…あ、エディーン」
「はい、なんですか。スプーンから黄身がたれます」
「…おはよう」
ぱくりとスプーンを咥えて、その後おずおずと漸くあいさつとなる。

王国最強の姫将軍と、その御付きの朝の挨拶。
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