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泣きたい…

明日から三日間学級閉鎖ですってよ!
2回目ですってよ!
ここへ来てこの仕打ち…新課程は終わるのか!危険な学期末!
家で暴れるだろう3日間。ちょっと微熱が出てきているんだけど、ひどくならずにこの休みの間に治ってほしい…
春休みが削られることはないみたいなんだけど2回目って泣ける。うう。

人称について悩む。
わし的好みの最上級は「私」だ。男でも女でもこれがだーいすき。ほぼこれで美味しくいただけます。
逆に案外苦手なのが「俺」。昔は「僕」が一番苦手だったんだけど、最近「僕」が急上昇。
「私」キャラのうっかりバージョンで「僕」ってのもいいなあ。
「俺」には若さを感じます。「あたし」も使いどころが難しい。
今の某御付きは私と僕が混在しています。公私で使い分けてると思われますが、わしのうっかりってのもぬぐいきれませんよ!
初めは「僕」だったのになあ。アレー

そんなわけで明日が見えない習作。



「発熱していますね、おそらくは風邪でしょう」
額にあてがった手を軽く振り、肩にしっかり布団を駆けなおしてベッドを離れる。ベッドの中で、やや赤らんだ頬をした住人は、その声の冷たさにもっと小さくなった。
「ご、ごめんなさい…」
「謝っていただかなくて結構です。大使との会食は姉君たちだけでお願いしておりますし、閲兵式ももともと貴女はお飾りですので予定通り執り行いますから。他の瑣末事は滞りなく」
「はい…」
大きなベッドの中で、身の置き所がない様子で小さく身を縮める。布団に頭まで隠れてしまいそうになった。
「生憎ずっと付き添っているわけにはいきませんので、用事があったら誰にでも声をかけなさい。誰なりこの部屋の隣に居るようにしてあります」
水差しにコップ、ベッドの中でつまめる軽い食べ物や果物、汗を拭う布、そういった細々したものを枕元に移動した机に並べる。口調は冷ややかで温度はないが、手際は流れるように素早い。布団に埋まりそうになって上気した顔を見て、横になったまま水が飲める吸い口のついた容器を差し出した。
「怒ってる?」
「怒ってはいませんがいささか呆れております。この寒い最中に噴水で遊ばれるとは思いませんでしたので」
宛がわれた吸い口から水を飲む様子をじっと見下ろし、視線でのもういいい、の合図にそっと口元から離す。口元にこぼれた雫が一滴、頬を転がり落ちようとするのを指先で拭った。大きく骨組みのしっかりした手は、長い指が見かけより遥かに繊細に動く。
「子猫が落ちたから、それで」
「ええ、存じておりますよ。子猫を助けようとして暴れられ、貴女まで噴水に落ち、その後濡れた自分は後回しにして子猫を助けるために走り回っていたのも存じております。結果子猫は元気で、貴女は風邪をお召しだ」
「ごめんなさい…」
「謝らなくて結構と申しました。そんな殊勝なことを仰るなら、すぐに私を呼んでお任せになれば宜しかった」
「エディーン忙しいと思って、それで」
「ええ、そのおかげで余計に忙しくなりまして」
冷ややかというよりは氷の板に体当たりしたような、取り付く島のない声にもはや何も言えなくなる。ただ、部屋の中をすいすいと動き回って自分が居ない間の用意を整える姿を、じっと見ているしか出来なかった。
「さて、少しお眠りなさい。熱はしばらく続くと思いますから、あまり食べ過ぎてはいけませんよ。なるべく飲み物はしっかり飲んで」
ベッドの上で覗き込む顔をじっと見上げていると、冴え冴えとした眼差しが、ふと緩んだ。見上げる目元を指先でそっと撫で、唇が声に出さず、何かを呟く。泣かないで、と言ったのだろうか。そんな動きだった。
「おやすみなさい」
「ありがとう、ゴメンね、エディーン」
「…早く治られますよう。戻りましたら顔を出しますから」
少し困った顔をして、音もなく部屋を出てゆく。扉の中と外で、それぞれため息が落ちた。

王国最強の姫将軍と、その御付きの看病風景。
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