スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

あゆみ

自分の小学校から高校までの通知表を見てみると、さすがわが子とそっくりな評価で気が遠くなりました。
で、今見え始めたその萌芽を矯正すべきだよなー、そのまますくすく育てると中学ぐらいで伸び悩むというより落ちるもんなーと意識を新たにしております。
わしに最も足りないもの、それは「こつこつ継続する努力」です。
勘だけで勉強してるとだめなんだよー

やっぱ体育は苦手だった…!
読解力は評価されていましたがね。
昔の自分は他人のようで、そういえばそんなこともあったなーと遠く思えるので、厳しく求めるところをはっきり書いてある評価の方が、ほめて終わりの評価より身になっていると思います。いまさら感は大変ありますが。
1年2年の先生がみる目があるよ!もう少し受け持ってほしかったー

以下習作。
「じっとしていなさいよ、髪が上がらないんだから」
自分とよく似た声、自分とよく似た顔。髪の色は、自分がほとんど白といっていいほど色味のない銀髪なのに対して実りを連想させる黄金色。
わずかにうつむく様に項垂れると、襟足のまとまらない髪を優しい指が掬い上げ、かろうじて結い上げられた場所に薄い蜜で添わせてゆく。
「姉さまごめんね、寝坊しちゃって」
しょんぼりとしたよく似た声に、手を洗って振り返った姿が肩をすくめた。
「エディーンが悪いのよ、他の者に貴女の寝起きの相手が出来ないのを知っていて、時間までに戻ってこないものだから」
「ううん、ちゃんと自分で起きるからって約束したんだよ。鐘の音も数えてたんだけど」
「…仕方ないじゃない、二度寝しちゃったんだから」
「だからエディーンは悪くないんだよ、私が悪いんだよ」
「知ってて厩から離れなかったのは彼じゃない」
「だから私が」
「産まれましたよ。額に星のある葦毛で」
進展の見えない会話に、低い声が割り込んだ。薄く扉が開き、声だけが室内に入る。
「ほんと!?」
「親も子も元気です。ご安心ください」
「動かないのよ、ドレス直してしまうから」
跳ねるような喜びに満ちた体を優しく嗜め、少し離れて全体を見てから満足げに頷いた。
「出来上がり。手袋を破らないように気をつけて」
「食事は控えめになさいませ。後ほどお部屋にもお持ちしますから」
扉から、立ち上がった影のように黒一色の姿が声と共に入ってくる。黄金色の髪の乙女に一礼し、主に転じた視線はやや疲れているようだったが、所作に疲れは見えない。
「陛下もお待ちです。アロール殿下もお見えですよ、ラナータ様。行ってらっしゃいませ」
扉を開いて送り出しながら、乙女の想い人の名をささやく様に告げる男に、豪奢な美貌がうっすら色づいた。
「エディーン、余計なところを見ている暇があったらきちんと起きるのを確かめて頂戴。行くわよ」
「は、はい姉さま。エディーンあの」
「名前は戻ってから付けましょう。では後ほど」
引きずられるように回廊をゆく、振り向いた顔に皆まで言わせず、答えを返して深く頭を下げた。
戦場ではない戦場、社交という名の苦手な戦いに赴く主人へ餞を。

王国最強の姫将軍と、その御付きの宴の前。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。