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文体

読める文体と読めない文体というのがある。
まあ自分の文体は棚にあげておくことにする、こういう場合。おそらくは好みに近い形になっているだろうしそう願いたいけれど、実際なっているのかは何ともいい難いので。
つーことで読める文体と読めない文体。前にもどっかに書いた気がするけれど(いやこれは電話で語り合ったか)、好きな文体で好きな話なのに、何故かすらすら読めないというのがある。
短く読むのにはとても好みなのだ。なのに、ページを辿るのに何か困難を感じる。長編になると行きつ戻りつ、通しで読まないままに少し読んでは置き、別の場所を読んでは置き、脳内で組み合わせて筋を辿る、という風になる。
これは多分に文体なんだろうなあと思うわけです。好みではあるが読めない。
何だろう、修飾過多なのかな。佐々木丸美を愛読するわしにとって修飾過多は…あ、でもやっぱりそのあたりのセンスの違いかな。言葉の選び方、繋ぎ方が違うと、やっぱり読めなくなるんだろう。
そういう、好みのはずなのに何故か読めないというのはちょっと勿体なく感じます。好みなのに、好みのはずなのに、引っかかり引っかかりつつ進む。一気に読みとおすカタルシスが得られなくて、本当にもったいない。

自分の書いているモノへの教訓として、自戒を込めつつ今日も読みにくさの原因解明に努めるのです。

黒2はようやく殿堂入り―さあこれからだ!
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白銀の髪を複雑に結い上げ、うっすらと化粧を施した顔は、年若いせいもあって女の匂いはせず、神像か神子を思わせる神々しさがあった。離れてから数年、思い出す面影は幼女の姿であったのに、いつの間にか大人びた口調の、高貴な姫君となっていた。
甘さもたおやかさもない、削ぎ落とされた剥き身の剣のような冴えた雰囲気は、リーアをお飾りだけではおさまらないだろう将軍職にふさわしい存在にしている。王家の末の姫の、護身を超えた剣術の腕は、近衛の軍内部でも大層な評判になっていた。
はじめは、いっしょに、ならったのだった
ふと脳裏に、子どもの声が木魂する。エディーンは表情を変えないまま、手だけは停滞なく茶菓の用意を整えていく。常には女官が行うが、彼女たちは今リーアの身なりを整えるのに掛かりきりだ。
縁に唇に差した紅が付くのを嫌うリーアに、化粧の合間、口紅を塗る前に飲みごろに冷ました茶を差し出した。頭を動かさないように茶杯を傾け、数度に分けて飲み干す。
空になった茶杯を受け取ると、エディーンは一度、視線でお代りを問う。微かに横に振られるリーアの顔に、頷きで返すと、広げていた茶菓の道具を片付けた。剣を武具を扱うがっしりした武骨な指は、繊細な薄い茶器を音も立てずに裁いてゆく。
剣の扱いも茶器の扱いも、リーアが学ぶのに付いているうちに、相手をすることになって習い覚えたのだ。初めはすべて、リーアと共に始めたのだ。その後の研鑽は大いに異なり、離れていた間に互いがどれほどの技量になったかはまだ測れていない。
でも。
トレイを運びながらちらりとリーアを見る。
あけっぴろげな笑顔の、あどけない口調の、柔らかでふっくらした小さな手の、あの幼子は。
美しく神々しい、重々しい口調の高貴な姫となり、エディーンの心をその姿で圧倒したのだった。
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回転モップ買いました

前回の記事はそれまでに書いてあったやつを下書きから公開モードにしたのでした。(よくやる)
下書きモードでちまちま書いてたやつを(時々はそのまま忘れてお蔵入りになり)ひょいっとアップするだけの簡単なお仕事なんですがね。
やー体力が戻るのに一週間かかってしまいました。老体。ごほごほ

先週の14日朝の豪雨で床上(一部)浸水してたのでした。我が家。

雨水の処理能力はゲリラ豪雨が騒がれ始めた頃から若干の不安はあったんですが、夜にゲリラ豪雨級の短時間豪雨が波状でやってくるとは…
雷がひどかったので、そっちを心配してコンセントからノートPC退避させたりしてたら「土間のところに水が入ってきた!」と一報。
三時か、いやもう4時ぐらいだったかな、外が明るくなり始めてたので。
そこからわしのアドレナリンが大放出。長靴かっぱ姿でひざ水位の道を闊歩し、流れだしそうになって引っかかっていた鉢やらゴミ箱やらを引っ張り出し、水が引き始めたら周囲の被害を確認し。
我が家の土間部分(事情により家の中で一番広く、しかも床にものが置きまくり)は10cmぐらい水没。床に置いていたものもそれぐらいは水没。夜が明けて、水が引いたら外に水を掃き出し、外出して回転モップを買い込むと後はひたすらにモノを外に出す⇒回転モップで床掃除のアンリミテッドワークスでした。

コピー紙の箱の半分がサヨナラしたり諸々。車の床も一部水がしみ込んでたり。
幸いに臭いとか消毒が必要な事態にはならず、あとは今日の資源ごみで、ひたすら水がしみ込んだ処分する書類・紙類をひもで縛って出すだけです。
数日アドレナリンの助けで何時にないほど掃除にまい進したせいで、体力・気力が戻るのに結局一週間かかりました―

ぐったり

回転モップ結構いいよー
場所とるけど!

次回は続き書きます。今日はこのあたりでぐったり。

新陳代謝の差

ある朝子の足を見たら皮剥けだらけだった。
すわ水虫!と恐れ戦いてたんですが、よく考えて検索してみたらやっぱりだった。
手足口病になって早ひと月近く、斑点になるだけなってた部分が新陳代謝で剥けてきたようでした。
わしの手は熱が治まった直後に皮が剥けてきてたんですけど―
つーか子どもは新陳代謝がいいから早く剥けるのでは?と思ったんですけどね。

ひょっとしてあとひと月後ぐらいにわしの手の皮剥けてきたりして。
手の皮はいいけど足の皮とか、爪とか剥がれてきたらいやだなー
新陳代謝能力が問われている気がします。問われても困るけどな。

案の定レベル上げに音を上げた子から、進行を請け負ったポケモンB2がようやっとボス戦?チャンピオンリーグ?に差し掛かりました。つーてもクリア後も色々やりこみ要素があるのでしばらく続くけどね!
この秋にはPSVITAを買ってしまいそうな勢いです。あわわ。
あー昨日とか行きたかった!3日目なのに!

そんなわけでちょっこり続きをな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
重い衣装が、皮をむくように少しずつ外されていく。
外されては運び出されていくのを、見るともなく視界に収めながら、リーアはほ、と息をついた。
よくこれだけの衣装や飾り物を、自分の小さな体に付けたものだと素直に感嘆する。
周囲で忙しなく行き来する女官たちの向こうに、打ち合わせをしている副官二人の姿が見えた。
ロージアが主に話し、エディーンが時折言葉を挟んでいるが概ね同意の表情だ。
じっと二人を見ていると、ふとエディーンの視線が向けられた。瞬かずその視線を受け止めていると、厳しい黒い瞳が僅かに緩み、短い言葉でロージアとのやり取りを済ませるとエディーンはリーアの傍に近寄ってきた。
「リーア様」
すっかり軽装となり、後は複雑に結われた髪を解くのに女官は掛かりきっている。そうして椅子に腰かけたリーアの前に片膝をつき、エディーンは顔を上げた。
「何かお持ちしましょうか、飲むものも一緒に」
一度瞬いて、リーアはこっくりと頷いた。乳母である女官頭よりも、出会ってからずっとエディーンはリーアの具合に気付くのが聡く、口に出すまでもなく望みを読みとるのだった。
頷きに応え、エディーンの口元がわずかに上がる。笑みに見えなくもないそれは、リーアには懐かしく感じられた。リーアが空腹を訴えると、いつもこの表情で存分に菓子や食事を用意するのが常だったのだ。
立ち上がるとエディーンは女官を一人捕まえ、軽食を用意するよう指示すると、軽く頭を下げてリーアのもとを去り、ロージアとの打ち合わせに戻ってゆく。
右に左に引かれる髪に頭を揺らせながら、リーアはその後ろ姿を見ていた。
衰弱して細く、薄かった少年の体は、軍の要職に就くに足る、周囲から一回り大柄な、厚みのある体躯の青年に成長していた。

重いので…

久しぶりに会った知人に「おおお大きいねえ!」と言われたよ!
子が。
うんそーだね幼稚園時代も大きかったけど最近とみに大きいしね!
つーか重いです。
日焼けして精悍にでかい。ビューティフル何とかの中の芦田まなちゃん的扱い(だっこしてひょーい)を要求されても無理だよ君。もう渾身の力こめても抱っこできないよ…

世が世なら夜行バス乗ってる時間ですな。今頃なら三ケ日付近だっただろうか。夜行バスで寝ないといけないのにやたら楽しみ過ぎて寝れないことが多かったです。遠足前の子供だったね!
で、寝不足のハイテンションで当日乗りきると。
そんで自宅に戻ってゆっくり寝ると金縛りにあうと。
懐かしい青春の日々ですな!青春青春!
今行ったら確実に干物になって生還できないと思う。晴海とかよく考えたら夏の記憶あんまりない。
冬は入搬出大変だったなーとか少しは記憶あるのにな。夏は何してたんだろう。や、行ってたんだが。
これから参加の方々は身体に気をつけて!とにかく体よー
気持ちは萌えでカバーできます。気力万歳。
でもだんだん身体はカバーが困難です。
だから抱っこは無理になりました…ってば…

ちょびっと続き。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
よく見知ったはずの顔の中に、離れる前にあった幼さの面影を探していた。
軍属になるために、リーアの元を六年前に離れて行った、その頃には多分にあった幼さを。
よく考えてみれば、いつも傍にいると思っていたのに、ずっとそばにいたのはたかだか出会って二年ほど、あとは休暇の度に呼ばれてリーアのところに戻ってきていたが、それも数度で無くなり、どこかで存在が繋がっているのを感じながらも、実際に顔を合わせるのは三年か四年ぶりのはずだった。
その、出会わない間に、エディーンは大人になっていた。
リーアの傍にいつも居たあの少年は、もう、居ない。
代わりに、ひどく落ち着いた物腰の、黒い、夜を凝らせた瞳の青年が、じっとリーアに傅いて見上げている。
初めて出会った時の空の青い瞳は、命と共に失われ、この黒い瞳は自分が召き喚びだした何かのものだ。
視線を合わせていると、微かだった繋がりが、補われ繋ぎ直されて強くなっていくのを感じる。

ああ、やはり。
彼は、わたしのための。

「エディーン、久しいな」
声は震えなかっただろうか。懐かしさと慕わしさ、失われた少年と青い瞳への贖罪に、喉が言うことを聞かない。
「はい。御身を守る力をつけるのは、甚だ難く、お傍を長く離れておりました」
片膝を落とし、かつてとは反対に見上げる視線で、低く変わってしまった声が答える。
「そうか。では期待しよう。ロージア、エディーン、私のことをよろしく頼む。若輩であり不慣れな身であるので、世話をかけると思うが」
「ご期待に添えるよう、砕身して御仕えいたします」
副官二人が片膝をつき、胸に腕を当てて敬礼した。

出会った頃のエディーンと同じ年になった。
でも彼は、また私より大人になっている。

仕える者の紹介を受けながら、リーアはどこかもどかしい、届かない距離を感じていた。

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出会い
リーア6歳、エディーン13歳
エディーン14歳で軍属に
覚書でした

がんばりま

がんばりまー
す!でもほんと毎日暑い。やたら暑い。子の夏休み自由制作何にしようか苦悩するほど暑い。
自由制作に暑さは関係ないか―

同人画集でくらくらしたー
通販ってありがたいね!画集買ったの何年ぶり…?
美しい絵でした。眼福眼福。

勢いあるうちに書いちゃえ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
故郷の海の色を見た。
懐かしい、輝かしい、太陽の光に満ちた水底。
揺れる海面に身を浸し、ただ空を見上げたのは何時だったか、それはこの身だっただろうか。
途中から逸れた考えを辿るでもなく、ただ目の前の海の色の碧を見ていた。
見つめることしか、もう出来なくなっていた。
乾いてひび割れた唇が、何か言おうとして動いたが、声にはならない。
目の前の碧が、近付いて、傍によって、狭まって行く視界のすべてとなった。
それが、彼の最期の記憶になった。

かさついた唇が、何かを伝えようと微かに動き、だがそれは言葉になることはなかった。
リーアは視線を繋いだまま、その視線で命をくみ上げようとするように僅かもそらさず、じっと目の前の少年を見つめ続けた。
これは私のものだ。
これは、わたしだけのものだ。
リーアの唇から、歌うように言葉が流れ出す。言葉であるが意味をなさないもの。もし聴きとめる人がいれば、呪文の類だと判断する、失われた世界の言葉。視線を繋げたまま、命を引きとめた状態で、リーアはどこからかもたらされる言葉を綴り続ける。
命の灯が消えてしまう前に、このわたしのための存在を私のものにするのだ。
僅かに詠唱が速くなる。巡り合わせた運命というべき何かに従い抗い、命を握ってリーアは自らも知らぬ呪文を唱え切った。
瞬間、それを待っていたかのように少年の瞳が力を失っていく。青い空の瞳。力を失い、色を失い、リーアの視線を受け止めていた瞳は暗く、夜の色に染まっていった。
「目覚めよ」
6歳の少女の口から重々しい言葉が落ちる。かそけく途切れた命が、新たに目覚めた。閉じられようとした少年の目蓋がゆっくりと上がる。先刻までは確かに空の青を映した瞳は、闇と夜の結晶に変わっていた。
「おいで、わたしの元へ。ずっと待っていた、お前が欲しいと思って待っていた。その時が来たらわたしをあげるよ、わたしの全部を。おいで、わたしがお前の主」
重々しさが抜け落ち、子どもの必死さに彩られて言葉と共に手が差し出される。小さな白い、綺麗に手入れされた柔らかな子どもの手が、黒い瞳の前に示された。
浅黒い、汚れた手が、そっとその手に触れる。指をリーアの手が包み込んだ。
注ぎ込まれる、立ち上がる力。
「行くよ、わたしのところへ。わたしと一緒に。わたしはリーア、お前は」
身を起こし、手を繋いだままゆっくりと立ち上がった少年に、リーアは命じる。
名前を、存在をすべて委ねるように。
その命に、少年は掠れた声で答えた。
「エディーン、僕の名前はエディーン」

握られた指から力が伝わる。
この手に離されたら、きっと自分は死んでいるのだ。
海面に揺られるような、外の世界から隔てられた感覚。あてどなく漂う体をただ、その小さな手が繋ぎとめていた。
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